今月の「百歳万歳Gabin」〜本誌(6月号)の見どころ

特集 横浜〝港〟物語 その壱

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山下公園・横浜Bay漫歩き

幕末から明治にかけて、日本が外国に開いた港「横浜」。その稀有な港の歴史は、やがて〝横浜文化〟を生み出していく。そんな横浜を逍遥し、今に残る歴史の面影を紹介する。

豪華客船の代名詞・クイーン・エリザベス(3代目)が横浜港に接岸した。クイーン・エリザベス(QE)の横浜寄港は、2年ぶり2回目である。

クイーン・エリザベス(3代目)

前回接岸したのは大さん橋だったが、今回は大黒ふ頭。この変更はQEの巨大な船体が原因している。ビルなら15〜16階に匹敵する船高56.6メートル、ところが横浜ベイブリッジの桁下は55メートル。当然、潜り抜けられないのだが、2年前は干潮時に抜けるという離れ業で大さん橋に接岸した。だが、今回は安全を期してベイブリッジの外側にある大黒ふ頭に接岸したというわけである。

そんな巨船を直に目で見る。幸運というしかない。本誌5月号でも紹介したが、船旅専門の旅行代理店クルーズネットワークのご好意で、QEを目の当たりにする遊覧レストラン船マリーンシャトルでの見学クルーズに参加することになったのだ。

QEは、全長294メートル、幅32.3メートル、デッキは12層、客室1029室、総トン数90,400トンの偉容、さすがに巨大であった。

見学会に参加したマリーンシャトルのお客たちは、QEが迫ると船の航路に従って右舷左舷へ移動し、巨船の姿に歓声を上げ、スマホやデジカメシャーッターをバチバチと切る。こちらも負けじとシャッターを切るが、一眼レフでも船体はあまりにも大きく、舳先(へさき)から艫(とも)までフレームに収まりきれない。シャトル船が少し距離をとったところで、ようやく全体が収まった。シャトル船はQEの舳先に回らなかったためにQEの全景は後方からしか撮れなかったが、それでも巨大な船は圧倒的な迫力で双眼を貫いた。

2時間ほどの遊覧で遊覧船乗り場へ戻る。それからは山下公園、港の見える丘公園、外国人墓地、アメリカ山公園とのんびり散策し、もう一度山下公園に戻った。すでに港は夕景に包まれていた。横浜港のシンボル、氷川丸にもライトが灯され、昼とは違う風情を見せていた。

横浜〝港〟物語は、以後「月刊 百歳万歳Gabin」誌で数回連載する予定である。

人生笑いの数珠つなぎ 漫談家・綾小路きみまろさんに聞く

「あれから40年」――名フレーズにのせ、老化現象、夫婦の確執、思い通りにならぬ人生を笑いに変える人気絶大の毒舌漫談。ニヤリ、クスリの〝控えめ笑い〟はきみまろさんには無用の笑い。毒舌ぶりは潔く、声上げて笑うか、笑えないかのどちらかである。

ツラい人生であろうと、笑い飛ばせないシリアスな出来事であろうと大笑いさせるのが、きみまろ流トーク。何しろ、しっかりと人間観察されているから、きわどい話でもネタはユーモアに包まれている。

本誌6月号では、「誰もが来るべき死を迎える日まで元気に笑ってほしい」と願うきみまろさんが、〝笑い〟と真摯に向き合ってきた芸能生活を、笑いを織り込んで語る。

百歳万歳交番number_4——シニアの防犯——

年々増える高齢者を狙った詐欺にどう対処するか。「百歳万歳交番」の第4回目も、警視庁犯罪抑止対策本部・特殊詐欺対策担当管理官の協力を得て、「老人ホーム入居権名義貸し詐欺」の手口に迫る。

どんなシニアでも、一度は考えたことのある老人ホームへの入居。これをネタにした新しい手口の詐欺が急増中だという。しかも、何重にも巧妙な罠が張り巡らされており、最後には犯罪者というレッテルが、冷静な判断をできなくしてしまうという人間心理に付け込んだ手口。そんな「老人ホーム入居権名義貸し詐欺」を明らかにする「百歳万歳交番」の連載第4回目。

健康寿命を延ばす〝食生活〟習慣「食べる健康法」number_5

あの「タニタ社員食堂」の初代レシピを考案した管理栄養士・後藤恭子さんが、食生活の指導40年の経験を生かして、「百歳万歳Gabin」の読者のために「食べる健康法」をアドバイスする話題の連載ページ。

最近知られてきたことだが、平均寿命と健康寿命の差は、男性が約9年、女性は約12年ある。その平均寿命と健康寿命の年数の差が、自立できず介護を受けながら生活をするということになる。仮に85歳まで生きたとして、介護に6年、入院に3年を要したなら、85歳からマイナス9年で、健康寿命は76歳となる計算だ。では、健康寿命を延ばすためにはどのような生活を心がければよいのか?

連載第5回は、健康寿命延命に深く関係している「生活習慣病」について考える。

ズームイン現役長寿number_11

多くの生と死と向き合ってきた七十余年
祖父江逸郎さん(95歳)の生き方

戦艦大和で軍医として働き、六十年前にはアメリカ留学を経験、その後も最先端の医学の研究を続けてきた名古屋大学医学部名誉教授の祖父江逸郎さん。九十五歳となった今も多方面で活躍する現役長寿だ。平成7年に「国立長寿医療研究センター」が開所したが、同センターを支え続けるために「公益財団法人 長寿科学振興財団」も設立され、その財団の理事長を務める祖父江さんに、医療と向き合ってきた七十余年を聞く。

その他、読者の人気が高い連載

西舘好子さんが戦後の下町で暮らす子供時代を綴った「戦後七十年 私の下町」、2代目歌川広重の描いた『東都三十六景』の場所と現在を対比させて歴史を紐解く「錦絵の江戸名所を歩く 東都三十六景ぶらぶら廻り」、戦前の文士を俎上に載せて知られざる側面を読ませる「文士瞥見」、日本が誇る伝統芸能継承者に迫る「日本伝統文化追駆考」、歴史的人物の墓を訪ね、その足跡を探る「墓が語る一大事」、東京都健康長寿医療センターの各先生がエッセイをリレーする「高齢者を支える医療と研究の現場」、太極拳での健康法「你好!太極拳」、ストレッチトレーナー・兼子ただしさんの「Let’s Stretch」、認知症予防のために開発された「川畑式パズル教室」、本誌編集長が毎号1万歩以上歩く「目指せ!積算100万歩」、〝低い山を歩く会〟の会員が毎月登った山を紹介する「アクティブシニアのゆったり散策」、弁護士と考える「終活」、自作の絵手紙を発表する「趣味是好日 絵手紙」ほか、シニア思い出の「女優」「昭和歌謡」や「宇宙一幸せになる腸しあわせレシピ」「メディカルアロマテラピー」「季節の料理×ワイン」などシニアの興味満載の月刊誌。