満60歳からの教養講座~俳句、川柳から絵手紙、楽器演奏まで~

今だからこそ始めたい“趣味・教養”

満60歳といっても定年にはまだ全然早い。だけど幸か不幸か、暇を持て余す身分になってしまったら、その時間は天から与えられた時間と思うべきでしょう。
60歳なんて、まだまだこれから先が長いのは誰もがおわかりでしょう。
60代で作家として世に出た人もいますし、楽器をゼロから始めたとしてもセミプロ級くらいにはなれます。俳句や短歌、絵手紙なら、これまでの人生で培った教養をいかんなく発揮できるのでは、と考えましょう。

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そんな皆さんは、これから先の“趣味”、もっと言えば“教養”について意識して考えてみましょう。「この歳から新しいことなんてなあ」とお思いの方がいたら考え方を改めるべきです。
今までの人生は、仕事や家族のために捧げてきた側面があるかもしれません。そんな人は“自分の時間”を少なく見積もっていたはずです。

これからは、あなたの人生はあなたのものになるのです。
多くの時間は余暇になり、あなたの好きなことを、好きなだけ、体力が続く限り楽しめる。
こう考えると、わくわくしてきませんか?

この記事では、満60歳から始められる、むしろ60歳の今だからこそ始めて欲しい数々の“教養”をご紹介していきます。
ようやく戻ってきたあなたの時間、ぜひ有意義なものにしてください。
この記事が、その一助になれば幸いです。

あなたの文才が目覚めるかも……今こそ始めたい「俳句」に「川柳」

「柿くえば 鐘がなるなり 法隆寺」
これはおそらく誰もが知っている正岡子規が詠んだ俳句です。法隆寺の前にある茶店で柿を食べていると、眼前の法隆寺からうららかな鐘の音が聞こえてくる……そんな、のどかな秋の様子を詠った定番です。

俳句というと、なんだか敷居が高そうで敬遠してしまう、という方もいらっしゃるかもしれませんが、「季語」と呼ばれる言葉を入れ、5・7・5の17音にまとめて四季折々の様子や心情を表現する定型詩。初体験の人なら、型が決められていて難しそう、と思われる方もきっといらっしゃるでしょう。

しかし、俳句初心者向けの入門書や、地域毎に俳句会なども盛んにあるのが俳句のいいところ。
少しでも興味さえあれば、広く門戸が開かれているのです。
試しに、自治体が発行している地域紙などで俳句会などを探してみるといいでしょう。驚くほどの数にびっくりしてしまうかもしれません。

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俳句

また俳句は難しそうでやっぱり……という方には、現在では俳句から季語を除いた「川柳」がはやっています。
つまり5・7・5の17音を守っていればいいだけであり、もっといえば字余りや字足らずといったルールも緩やかなので、きっちり17音でなくともいいのです。俳句よりも自由なのが川柳です。例えば、
「俳句さえ 思い浮かばぬ 我がこころ」
これは俳句が思い浮かばないことをそのまま詠んだだけですが、川柳としては立派に成立しています。
川柳も同じく愛好会などが全国に多数あり、入門書などもたくさんあります。

ぜひ、これら「詩の世界」に入ってみませんか?
あなたの意外な才能が花開くかもしれません。

「絵手紙」を家族や友達に送って、気持ちを伝えよう!

あなたは最後に手紙に絵を添えたのは、いつのことか覚えていますか?
昔は年賀状にも自分で絵を添えて、友達に送る手紙にもちょっとした絵を描いたりした覚えはないでしょうか。

歳月がたち、世の中が便利になるとともに手紙には予め絵がプリントしてあったり、文字だけになってしまっていたり……今こそ、絵手紙の素朴さを思い返すときです。
絵手紙といっても、例え絵が下手だろうと関係はありません。そこに気持ちがこもっていれば、それで立派な絵手紙として成立します。

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昨日散歩で見た景色、買い物で見た人、久しぶりに再会した友人……
手紙にそれらの絵を添えて、誰かに送ってみる。きっと相手もリアクションを返してくれるはずです。
絵と一緒に、一言文章を添えるのがポイントです。絵だけですと、分かりづらいときがありますからね。

絵手紙のメリットと言えば、なんといっても絵を描く楽しさ。普段目にするあらゆる景色を手紙にしたいと思えるようになり、外出頻度も増えるかもしれません。
それに、相手と手紙のやり取りをする楽しさを忘れてもいけません。家族に手紙を出せば、そこから話が弾むこともあるでしょう。

でも家族に出すのは恥ずかしいし、あまり出す相手がいない……と言う方、昔は雑誌などで文通相手などを探しませんでしたか?
今では、この記事をご覧のようにネットという便利なものが存在します。

Facebookでも、趣味のネットサークルでもいいのです。絵手紙を趣味にする方のホームページは沢山存在しますし、なんと絵手紙だけのコンテストなども開かれているのです。
あなたの絵心を、ぜひ絵手紙にぶつけてみませんか。
きっと忘れかけていた“日々の楽しさ”が、絵と共に蘇ってきますよ。

60歳から楽器なんてみっともない……? いえいえ、伝説のロックンローラーはほとんどが老人なのです!


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最後にご紹介したいのが、「楽器演奏」。
琴にピアノにハーモニカ、身近なところに幅広くあるのが楽器の良いところですが、60歳から始めるのに最適な楽器と言えば……たとえばギターではないでしょうか。「えぇ?この歳でギターなんて無理だよ」そうお考えの方、そのお気持ちはわかります。

しかし考えてみてください。
今、世の中で音楽を鳴らしている様々な人たちの中で“伝説”と呼ばれている人たち……。チャーをはじめ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、キース・リチャードやミック・ジャガー、ポール・マッカートニーなど、皆さんが若い頃熱中していたバンドのギターマンやヴォーカリストたちは、今は皆60歳、70歳を越えています。
そうです、伝説のロックンローラーは誰もが老人!

そんな彼らが今でもたくみに指を動かしてギターを演奏できるのは、もちろん長年の練習によるところもありますが、同時に年老いてもそういった能力が衰えないことを証明しています。


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ギターと言えば若い趣味というイメージがありますが、60歳を超えた自分がそのギターを自由自在にかき鳴らす様子を想像してみてください。なんだか、エネルギッシュで若返ったような感じがしませんか?

学生の頃、フォークギターなどをかじったことがある人なら、なおさらです。
まだまだ若い人達には負けない、その気概だけでギターは演奏できます。
アコースティックギターはもちろん、思い切ってエレキギターやエレキベースに挑戦するのもいいでしょう。
アンプを通して聴くひずんだギターの音は、あなたに思いも寄らぬエネルギーを与えてくれるかもしれません。
若い頃は値段が高くて手が出なかったエレキギターやアンプも、生活に多少でもゆとりがある今なら、思い切って一式そろえるのも可能です。

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60歳からギターを始めて、気づいたらバンドを組んで演奏をするようになっていた……ありえない話ではありませんよ。
実際、若い頃できなかった夢として、シニアになってからバンドにチャレンジしている人は、今すごい人数で増え続けています。NHKBSでは、シニアバンドの地方大会、全国チャンピオン大会も開催、オンエアしているほどで、セミプロ級のシニアバンドが多数輩出しています。


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初めての方でも、初心者向けのギター教本・入門書は充実しており、またそういったサークルや教室が多数あります。そして仲間が多いのもギター趣味の特徴。近くに友だちがいなくても、インターネットで「リードギター募集」「ベースの弾ける人」「ドラムの叩ける人」などと募集をかけているシニアバンドはたくさんありますから、応募してみるのもよいかもしれません。シニアバンドでなく、若いグループに採用されると、より楽しくなるかもしれません。
息子や娘のような趣味仲間ができて、彼らと音楽の話で盛り上がることも一興だと思いませんか?

満60歳、仕事や家庭は一段落しても、あなたの人生はまだまだ続いていきます。
あなたには可能性があるのです。世の中何が起こるかわかりません。
あなたの隠れていた才能が花開いて、世の中を湧かせることもあることでしょう。
それでなくても、教養・趣味を通じて友人ができれば、それだけで幸せで素敵なことではありませんか。
この記事が「60歳からのあなたの人生をもっと輝けるためのお手伝いになれば」などと僭越なことは考えていませんが、一歩踏み出して、知らなかった世界に踏み出してみるのも面白いですよ。
きらきらと輝く、これまでと違った“あなた”が待っているかもしれません。